第14回在宅医療・介護を考える会

平成25年11月13日(水)19:00~
出席人数:34名

内容:武石・丸子包括合同地域ケア会議の報告

 去る10月29日に丸子ふれあいセンターにて上記会が開催されました。主催は、丸子地域包括支援センター、武石地域包括支援センターが合同で開催しました。
 出席された方は、民生児童委員の方30名、医療相談室相談員5名、訪問看護事業所5名、上田市高齢者支援係、地域包括支援センターの皆様、合わせて計51名でした。

●「地域ケア会議」とは…
 「お互いを支えるための地域づくり」をめざして開催される会議のこと。

 地域を支えるための仕組みを「地域包括ケアシステム」と言いますが、その仕組みの作り方は地域特性があるため、各地域包括支援センターなどにゆだねられています。そのため、この仕組みに携わる方は、試行錯誤しながら仕組みづくりや地域ケア会議を開催されています。

◎今回の地域ケア会議の趣旨

 10月29日に開催された地域ケア会議では、「在宅医療」に視点を向けました。「在宅医療・介護を考える会」の活動内容を民生児童委員の方に説明した上で、住み慣れた我が家で安心して暮らせるよう、それぞれの役割は何か、構築しなければならないことは何かを、グループワークを通して検討しました。

 地域包括ケアシステムのために地域ケア会議がどうあるべきか、ということを、グループワーク(実演)を通して話し合いました。

 以下、皆様から出た意見ですが、「在宅医療・介護を考える会」を通して、医療者、介護者が地域のために話し合っている場がある、と知っていただけただけでも、大変意味があったのではないでしょうか。

◎グループワークの中で、民生児童委員から出た意見(抜粋)

(民生児童委員から、関係機関への要望)
・ご本人・ご家族が望まれるのであれば、民生児童委員を退院時カンファレンスなどに呼んでほしい。
・転んでけがをした人を自分の車に乗せて受診したことがある。病院の送迎サービスなどがあるとありがたい。
・訪問診療、訪問看護が多いと、安心して生活を見守ることができ、ありがたい。
・病状悪化時の緊急連絡先が分からないと大変不安になる。緊急連絡先をわかるようにしていただきたい。
・民生児童委員でも情報を得られるように努力しているが、限界がある。「個人情報保護法」もあるが、もっと情報があれば地域で支援できることも多いはず。
・在宅医療・介護を考える会の存在を知って、地域の医療機関のネットワーク進展に希望を感じる。高齢社会に地域の連携は大切。

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