平成26年11月12日(水)19:00~
11月12日に開催された「在宅医療・介護を考える会」は、事例を通してのグループワークを行いました。
この事例は、あるリハビリテーション専門病院で集中的なリハビリテーションを行い自宅に退院されたのですが、退院後の生活で、家族による離床が想定通りには行かず、短期間で大きく機能低下を起こしてしまったというケースでした。このケースの機能低下を防ぐには何をすべきであったか、というテーマで6グループによるグループワークを行いました。各グループでは、医師、薬剤師、ケアマネジャー、リハビリテーション専門職、看護師等による活発なやり取りが行われ、「本人や、家族の生活に対する希望や思いをもっと把握して、各サービス間で共有してはどうか」、という意見や「リハビリテーションの充実した定期的なショートステイの利用を検討してはどうか」、「リフトなどの福祉用具を活用し離床を促してはどうか」などの意見が出されました。現場で実際に関わっている私には大いに参考となる内容であり、同時に事業所や職種を超えた活発なディスカッションが行え、充実した在宅医療に向けての前進が感じられた時間でした。
鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院
訪問リハビリテーション科
理学療法士 古田大樹