第16回在宅医療・介護を考える会

平成26年3月12日(水)19:00~
出席人数:51名

内容:講演「神経難病の理解と療養者支援について」

信州大学医学部附属病院難病診療センター
信州大学医学部在宅療養推進学講座
長野県難病医療専門員
中村昭則先生

 難病とは原因不明の難治性疾患を総称する用語であり、その中でも神経難病は生活が極端に制限されることもあり様々な苦労が伴います。
 県土が広い上山間部が多い、神経内科医が都市部に偏在している、療養のためのベッド数が少ないなど、長野県の神経難病に対する医療事情は決して十分なものではありません。そのため、信州大学病院難病診療センターでは、長野県一円を対象に、訪問診療を実施していますが、症状の悪化などで入院が必要な場合も受け入れ可能な病院が少ないのが現状です。
 そこで、県と難病支援センターを中心に、長野県難病医療ネットワーク推進事業を開始しました。適時、適切な入院施設の確保が行えるよう、円滑に在宅療養へ移行できるよう、県内の医療機関等による難病医療ネットワークを構築し、患者の在宅療養上の不安解消を図るのが目的です。

長野県難病医療ネットワーク推進事業

 

 

長野県難病医療連絡協議会

*在宅療養中の重症難病患者が症状の悪化等により入院が必要になった場合に、適時、適切な入院施設の確保が行えるよう、円滑に在宅療養へ移行できるよう、県内の医療機関等による難病医療ネットワークを構築し、患者の在宅療養上の不安解消を図る

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